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江戸期の広島描いた46点 広島城で14日まで企画展

2019/10/8
「広島城下絵屏風(右隻)」(広島城蔵)

「広島城下絵屏風(右隻)」(広島城蔵)

 広島市重要文化財の「広島城下絵屏風(びょうぶ)」をはじめ、旧広島藩主浅野氏が治めた江戸時代の広島を描いた絵画など46点を並べた企画展「えがかれた江戸時代の広島」が、広島城(広島市中区)で開かれている。

 同屏風は昨年度、市の事業で修復が施された。普段は複製が展示されており、実物の公開は25年ぶり。当時の主要道路である西国街道を中心に、多くの商家や家屋が立ち並ぶ城下町のにぎわいが描かれている。

 屏風の町並みは文化年間(1804〜18年)とされる。右隻(うせき)の右半分にある東柳町(現南区京橋町)の京橋川堤防上は1813年に民家建設が藩から許可されたが、まだ描かれていない。前野やよい主任学芸員は「屏風は城下の歴史を知る貴重な手掛かりにもなる」と話す。

 1683年に描かれた「安芸国神崎八景詩画」は、現中区河原町付近から見た宮島(廿日市市)や山々といった雄大な眺望が切り取られている。今は市街地である一帯だが、当時は河口部で、城からほど近い景勝地として名高かったようだ。

 同展は14日まで。浅野氏の広島城入りから今年で400年になるのを記念し企画された。(城戸良彰)

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