議会watch

一般質問 11日の詳報

広島県議会2019/12/12 9:20

 【竹原哲氏(自民議連、広島市安佐南区)】

 ●性的少数者(LGBT)に関する学校の環境づくり

 性同一性障害や同性愛について一人で悩んでいる子どもはまだまだいると思われる。授業などで学んで理解を深めたり、相談しやすい環境をつくったりすることが必要だ。学校現場での取り組みは。

 平川理恵教育長 子ども向けやLGBTの電話相談のカードを県内全ての児童生徒に配り、教室に相談窓口一覧を掲示するなど周知している。こうした取り組みによって、各校に配置しているスクールカウンセラーへの性に関する相談は増加している。

 学校では、制服でのスラックスやスカートの選択、多目的トイレが利用できるような配慮、性の多様性への理解を促す書籍の整備なども進んでいる。県教委としては教職員への啓発や指導力の向上を図る。

 【鷹広純氏(民主県政会、安佐南区)】

 ●就職氷河期世代の支援

 30代半ばから40代半ばは「就職氷河期世代」と呼ばれ、非正規雇用に置かれている人が多くいる。正規雇用に就けない人の支援をどう進めるか。就労を支援するため、県職員として積極的に採用する考えは。

 湯崎英彦知事 就職氷河期世代を含む非正規労働者の安定就労に国と連携して取り組み、一定の成果を上げてきた。しかし、正規雇用を希望しながら非正規など、さまざまな課題に直面する人は多い。希望する就労の実現を支援する。

 小寺洋総務局長 総務省から、地方自治体の実情に即し、経歴不問の中途採用試験の実施などに取り組むよう通知があった。県組織の活性化や総合力の向上につながるのかといった観点を念頭に、国やほかの自治体の動向なども踏まえながら検討していく。

 【安井裕典氏(自民議連、廿日市市)】

 ●水産業での情報通信技術(ICT)の活用

 水産業の現場でICTを活用する「スマート水産」は、生産性の向上や若手への技術継承につながる。養殖業や海面漁業への導入を加速する必要性を問う。

 上仲孝昌農林水産局長 個人の技術や気象条件に左右されない安定した漁業生産の実現へ、スマート水産は重要な役割を担うと認識している。

 カキの養殖は天然採苗に頼っており、不安定になる課題がある。研究機関と共同で、幼生の分布と流動状況を予測する仕組みの開発を目指している。

 海面漁業でも、島根県などではICTを活用して漁獲データを収集し、魚の分布を予測することで漁獲量が増えた事例がある。漁業者の経験と勘頼みから脱却するため、ICTの活用を検討したい。

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