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復興へ、希望湧いた 台風被災の長野、喜ぶ県人会

2020/1/19
祝勝会で選手を拍手で迎える在広島信州県人会のメンバーたち

祝勝会で選手を拍手で迎える在広島信州県人会のメンバーたち

 3年ぶりの優勝を果たした長野。見守る在広島信州県人会の会員たちの喜びもひとしおだった。昨秋の台風19号で大きな被害を受けた古里への何よりのエールだ―。おめでとう、お疲れさまと選手の健闘をたたえ、喜びを分かち合った。

 会員たちは、そろいのオレンジ色の法被姿で応援。各区間に分かれ、のぼりを手に声援を送った。1、7区で応援した名取悦朗応援団長(70)は「昨年は3位で優勝を逃した。悔しさをばねに選手は成長し、それぞれがベストを尽くした結果だろう」と声を弾ませた。

 広島市中区であった祝勝会でも会員は大きな拍手と笑顔で選手を迎えた。7区で好走した中谷雄飛(早稲田大)は「たくさんの声援が力になった」と感謝した。

 篠原道正会長(79)は「選手や指導者、応援する人たちの力が合わさり、優勝できた。この喜びが地元の励みとなり、台風被害からの復興につながれば」と願っていた。(小林可奈)

 ▽長野に天皇杯授与

 ひろしま男子駅伝の表彰式が広島市中区の広島国際会議場であった。大会新記録で3年ぶり8度目の優勝を飾った長野の選手に、日本陸連の横川浩会長が天皇杯を授与。中国新聞社の岡畠鉄也社長が優勝旗を手渡した。

 2位兵庫と3位埼玉に賞状とメダル、4位佐賀から8位三重までの5チームには賞状や副賞を贈った。入賞した8チームには、原爆の子の像(中区)にささげられた折り鶴の灰をうわぐすりに使った特製トロフィーも贈呈された。

 山口の田村和希主将(住友電工)、福島の相沢晃(東洋大)たち区間賞に輝いた7選手も表彰。18日の開会式で会場を盛り上げた山形、神奈川、福井、岐阜、愛媛の5県はパフォーマンス賞を受賞した。

 主催者を代表し、岡畠社長が「大会記録が大幅に更新され、25年の歴史に大きな金字塔を打ち立てた。令和という新しい時代にたすきをつなぐことができ、心からお礼を申し上げる」と述べた。(藤田龍治)

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  • 表彰式で優勝旗などを受け取る長野の選手

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