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山口県勢23位 最高タイムは更新「成長見えた」

2020/1/20 8:12
1区区間賞だった昨年の記録を更新する力走を見せた菖蒲(撮影・田中慎二)

1区区間賞だった昨年の記録を更新する力走を見せた菖蒲(撮影・田中慎二)

 19日にあったひろしま男子駅伝で、山口県チームは2時間20分38秒で23位だった。3区の田村和希主将(24)=住友電工=が区間賞の走りを見せたが、後半順位を落とし、2年ぶりの入賞は果たせなかった。

 1区菖蒲敦司(18)=西京高3年=は1位と13秒差の14位スタート。受け取った初出場の2区谷本昂士郎(14)=田布施中2年=は3000メートルの自己ベストを12秒更新する快走を見せたが、15位となった。「調子よく走れたが、後半粘り切れなかった」と悔やんだ。

 3区田村が13人抜きの好走で2位へと押し上げたが、4区で13位に。6区重山弘徳(15)=萩東中3年=が3人抜きの奮闘を見せたが、チームは23位でのゴールとなった。

 目標の入賞は果たせなかったが、チームは県勢最高タイム(2時間21分1秒)を更新。二宮啓監督(44)=西京高教諭=は「成長が見えたいいレースだった。中高生はさらに力を付けて、来年につなげてほしい」と前を見据えた。

 【熱走譜】昨年超え、集大成の走り 1区の菖蒲敦司(西京高)

 高校エースの意地を見せた。ハイペースなレース展開の中、最後まで先頭集団に食らい付き、区間賞だった昨年の記録を33秒更新。高校最後の集大成の走りでたすきをつないだ。

 「後ろの中学生や先輩のためにも、絶対に負けたくなかった」と序盤から積極的に走った。ラスト1キロで周囲のペースアップに追い付けなかったが、最後まで気持ちを切らさず走り抜いた。「目標の区間賞には届かなかったが、しっかり自分の力を出し切れた」と晴れやかな表情を見せた。

 打ち込んでいた野球を中学3年の夏に引退した後、本格的に陸上を始めた。その冬に、ひろしま男子駅伝に出場し、6区を走り区間7位。「高校に入る前に、全国に通用するんだと自信になった」と振り返る。

 昨年は全国高校総体で1500メートルの県記録を更新。ほかにも2種目で県記録を塗り替える活躍を見せたが、右股関節を痛めて思うように走れない時期もあった。昨年12月の全国高校駅伝では1区36位と苦い思いも味わった。「全てがいい経験になった」と笑顔を見せる。

 卒業後は早大に進み、陸上を続ける。目標は3区を走ったエースの田村主将だ。「大学ではさらに練習を重ね、世界で通用する選手になりたい」と闘志を燃やした。(東聡海)

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