議会watch

総括質問 19日の詳細

広島市議会2020/2/20 17:35

 【宮崎誠克氏(自民党市民クラブ、佐伯区)】

 ●今後の市政運営について

 厳しい財政状況の中で2020年度当初予算案では、サッカースタジアム建設やJR広島駅南口広場の整備などの公共投資が行われることになっている。人口減少を踏まえた事業の必要性は点検しているのか。

 松井一実市長 移住や定住促進のソフト施策と併せ、魅力的な街にするための整備を着実に進めていく必要がある。人口の減少幅が広がらないうちに、防災対策を含めた都市インフラの整備を積極的に進めて経済活動を活発にすることで、社会保障などを支える税収の拡大を図りたい。多くの市民に納得してもらえる事業の選択ができていると考えている。

 【元田賢治氏(自民党保守クラブ、南区)】

 ●旧陸軍被服支廠の保存

 旧陸軍被服支廠(ししょう)=南区=の保存に関する議論を広島県に任せきりにすべきではない。歴史的建造物を有効活用している他市の事例を参考に、市としても積極的に関わる必要があるのではないか。

 政氏昭夫市民局長 2016年9月に国と県、市で被服支廠の保存と継承に関する研究会を設置し、老朽化の状況や耐震性能、保存活用策の方向性などについて検討した。市はこれまで、被爆建物の登録制度を設け、所有者にはできる限りの保存と継承を要請してきた。県にも研究会で保存を求める意見を示している。所有者である県の意思を尊重した上で、可能なことに取り組みたい。

 【川本和弘氏(公明党、安佐南区)】

 ●被爆75年事業と旧陸軍被服支廠について

 東京五輪・パラリンピックに合わせた原爆展はどのような内容か。被爆ピアノの演奏会を開き、被爆の実相に触れてもらう機会を提供してはどうか。また旧陸軍被服支廠についても、後世に伝えるため、国に支援を求めるべきではないか。

 政氏市民局長 原爆展は長崎市と共同で、文京区、千代田区、埼玉県飯能市の3カ所で開催。千代田区の主催事業として被爆ピアノの演奏会があるとも聞いている。被服支廠の他にも広島大旧理学部1号館など大型の被爆建物があるが、現行の国の補助金制度では制約があり、上限額も低い。さらなる支援の充実を働き掛けていきたい。

 【沖宗正明氏(市政改革ネットワーク、安芸区)】

 ●安芸市民病院の再編・統合問題

 昨年9月に厚生労働省が公表した再編・統合を促す医療機関に安芸市民病院が含まれた。同病院は今、救急医療や地域包括ケアシステムへの貢献、緩和ケアなど、地域にとってなくてはならない病院だ。その再編・統合などあり得ない。老朽化が明らかで、建て替えを検討すべき時期に来ているが、市の考えを問う。

 松井市長 安芸市民病院は市東部の拠点病院として地域に欠かせない医療機能を担っている。老朽化した同病院の在り方は広島県の地域医療構想調整会議が議論を進めているが、市としては、今後も果たすべき役割を果たせるようにしていきたい。

  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

広島市議会の最新記事
一覧

  • 総括質問 22日の詳報 (2/23)

     【碓氷芳雄氏(公明党、安佐南区)】 ●本川小と袋町小の平和資料館の管理運営 両小の平和資料館は教育委員会の所管。学校の負担になってないか。平和行政を所管する市民局が管理運営し、見学者が一層満足できる...

  • 総括質問 19日の詳報 (2/20)

     【近松里子氏(共産党、中区)】 ●新型コロナウイルス対策 減収に苦しむ中小企業にさらに支援策を講じるべきだ。感染の不安と闘う看護師の手当てを増額し、国にも慰労金の支給を求めるべきではないか。 日高洋...

  • 総括質問 18日の詳報 (2/19)

    【宮崎誠克氏(自民党市民クラブ、佐伯区)】 ●市営基町駐車場(中区)周辺の再開発事業 市中心部の活性化を先導する事業として期待が大きい。基町駐車場と商工会議所ビル(中区)の財産交換はどのように進めるの...

  • 一般質問 10日の詳報 (12/11)

     【川本和弘氏(公明党、安佐南区)】 ●ひろしま西風新都推進計画の見直し 西風新都(安佐南区、佐伯区)の都市づくりの基本方針「西風新都推進計画」では、災害時に避難場所などとして活用できる物流施設を住宅...

  • 一般質問 9日の詳報 (12/10)

     【岡村和明氏(市民連合、南区)】 ●図書館と科学館のリニューアル 設立46年の広島中央図書館(中区)はデジタル化への対応が課題だ。電子資料も利用できるハイブリッド図書館にしてはどうか。こども文化科学...