議会watch

一般質問 28日の詳報

広島県議会2020/2/29 10:38

 【恵飛須圭二氏(自民議連、東広島市)】

 ●外国人材の受け入れ

 改正入管難民法の施行など、主に就労を目的とする外国人材の活用が加速度的に進んでいる。どう受け入れを強化し、生活面の課題に対応していくのか。

 湯崎英彦知事 経済のグローバル化が進む中、外国人を含む多様な人材が活躍し、新たな活力を生み出していくことは、県経済や地域社会の発展に不可欠だ。個別の企業が必要な外国人材を円滑に受け入れるとともに、外国人材の能力を十分に発揮できる就労環境の整備が重要となる。

 実態調査で把握した課題も踏まえて2020年度から、広島県行政書士会などと連携し、複雑な在留資格制度や専門的な手続きなどに関する企業向けの相談体制を整える。外国人が孤立することなく地域に溶け込み、安心して生活できる環境も整えていく。

 【坪川竜大氏(自民党大志会、呉市)】

 ●日鉄日新製鋼呉製鉄所の閉鎖方針

 呉市の日鉄日新製鋼呉製鉄所が、高炉を含む全設備を23年度から休止すると決めた。閉鎖で経営や雇用などの影響を受ける企業をどう支援するのか。

 湯崎知事 呉製鉄所は呉地域のみならず、県経済を支えてきた重要な事業所であり、休止された場合、地域経済や雇用に与える影響は極めて深刻だ。親会社の日本製鉄(日鉄)による発表後、呉市や国の関係機関との合同緊急対策本部を設置し、情報の共有や役割分担などを確認した。

 今後、事業者への経営相談や資金などの支援、従業員に対する就労相談や再就職支援などの具体的な対策を、関係機関とともに適時適切に実施していく。跡地利用を含む活力再生策も、地域にとって最適な方法を検討していく必要がある。

 【宮崎康則氏(自民議連、広島市佐伯区)】

 ●産業界が求めるものづくり人材の確保策

 特に製造業で高校卒業予定者の求人倍率が高くなっている。地域のものづくりを支える人材育成は工業高の使命で、入学者を増やす努力が欠かせない。現場を支える若い人材を多く生み出すための取り組みは。

 平川理恵教育長 地域の産業を担う人材をより多く輩出するためには、地域や産業界と連携し、小中学校などの各段階でものづくりへの興味と関心を高める必要がある。工業高が主催する小学生向けの親子教室や、イベントで高校生自らが指導する体験コーナーなどに取り組んでいる。

 一方で、3月の公立高の一般入試(選抜II)では、工業科の平均志願倍率が1998年度以降で初めて1倍を下回った。要因を詳しく分析し、入学希望者の増加につなげる。

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