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一般質問 2日の詳細

広島県議会2020/3/3 9:44

 【山木茂氏(自民議連、広島市西区)】

 ●少花粉スギによる花粉症対策

 国は現在、通常のスギに比べて花粉量が1%以下の「少花粉スギ」を植える取り組みをしている。少花粉の苗木の使用率は関東、九州で7割を超えるが、中国地方は約5%。原因の分析と、今後の対策は。

 湯崎英彦知事 関東など人口が多く、スギの植栽が盛んな地域を中心に少花粉スギの導入が進んできた。広島県はヒノキ中心でスギは1割程度。少花粉の苗木は大量生産が難しく、使用率は1%以下にとどまる。

 だが、今後は県内の人工林で主伐が増え、スギの苗木も需要が大幅に増えると見込む。苗木の生産方法を変え、2022年度には県内の年間のスギ苗木の需要量の95%に当たる約18万本を供給できる見通し。県内5カ所のモデル林を活用して普及、啓発に努める。

 【村上栄二氏(ひろしま令和会、福山市)】

 ●浸水被害地域からの車での避難

 浸水被害が想定される地域で、車による一時的な避難は大変重要な観点だ。避難所での十分な駐車場確保や、車の一時避難所の確保などについて問う。

 海田智浩危機管理監 西日本豪雨の避難行動の分析では、車を使った避難をイメージできないのが、避難行動を阻む要因になっていると示唆されている。避難は徒歩が原則だが、車を使った場合も検討する必要があると考えている。

 県は今月末に設置する検討会で、避難所に駐車できる台数などを調査する。乳幼児や高齢者、ペット同行者の車による一時的避難や、避難する場合の場所の確保、適切なタイミングなどについて、専門家や市町の意見を聞く。県民に適切な避難行動を取ってもらえるよう取り組む。

 【森川家忠(自民議連、竹原市・豊田郡)】

 ●県立広島叡智(えいち)学園中・高(大崎上島町)の成果と課題

 叡智学園は県の「学びの変革」を先導的に実践する学校として開校し、間もなく1年となる。取り組みの進み具合や成果は。充実した学習環境と学校生活を実現するための課題も問う。

 平川理恵教育長 生徒は地域でのプロジェクト学習や英語学習に熱心に取り組み、すでに中学1年の全員が中学3年レベルの英会話力を獲得するなどの成果が生まれている。

 一方で、多様性あふれる学習環境を充実するため、外国人生徒や、国際バカロレア(世界共通の大学入学資格)の指導可能な外国人教員の確保が課題だ。外部ネットワークを構築するなどして確保に努める。全寮制での生徒の心のケアや支援も、状況を把握しながら必要な対応をしたい。

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