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【月刊E・4月号】「アフターコロナ」の誠実社会とは

2020/4/13 7:00

 安倍晋三首相が緊急事態を宣言した7日の夜、自宅で派手に、しかも上手に転んだ。とっさのことで記憶にはないが、頭をかばったのだろう。両手の指にいくつも擦り傷を負ったものの、けがはその程度で済んだ。

 だが、それ以来、手洗いがきちんとできていない。ばんそうこうを何枚も貼っているうえ、おっかなびっくりになり、指先に水を掛ける程度で済ませてしまう。アルコール消毒は傷口にしみて痛い。

 久しぶりに「正常性バイアス」という言葉を思い出した。手洗いはおざなりでも外出時のマスクはきちんとしている。ここは広島で、感染爆発が心配な東京でもない。だからきっと、自分は新型コロナウイルスに感染しない―。そんな根拠の乏しい自分勝手な思い違いをしていた。

 11日深夜、それが「おい、おい」に変わった。強がっている場合ではないと、身にしみて痛感した。
(ここまで 359文字/記事全文 1593文字)

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  • 記者会見で新型コロナウイルスのクラスターが発生したとの認識を示した湯崎知事(左)=12日午前0時54分、撮影・大川万優
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