松井一実(まつい・かずみ) 地域の再構築に向けて
2020/5/4 8:18
戦後、わが国に高度成長をもたらした社会経済システムが行き詰まり、大転換が必要であることを明確にしたのは、20年前のいわゆる橋本行革であった。15年前、厚生労働省勤労者生活部長に就任した私が最も意を注いだのも、日本型雇用の下で長年、会社中心の生活を送ってきた人々の働き方を変革するための方向性を示すことであった。
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