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環境の日

2020/6/5

 昼間でもどんよりしていた空が青い。少し前に北京やインドのムンバイの異変を報じるニュースを見た。工場が止まり、車の交通量が減ったことで大気がきれいに。新型コロナも環境面では好影響があるようだ▲人が消えた街を野生動物が闊歩(かっぽ)し、寝そべる。そんな光景が世界のあちこちで見られる。観光客の減った海でも生き物がのびのび。タイのリゾートでは絶滅危惧種のジュゴンの群れやウミガメの産卵が多く確認された▲地球を壊してきたのは人間―と痛感させられる。コロナ後には改めるべきことが多そう。だがコロナを封じ込めたと宣言した中国は、時計を逆戻りさせたらしい。経済活動の再開で、大気汚染がまた悪化している。コロナ禍に一体、何を学んだのだろう▲よその国をあれこれ言えもしない。例えば、食事のテークアウトが増え、プラ容器のごみを大量に出している。動物や自然環境に悪影響を与えそうだ。コンビニ大手は来月からレジ袋を有料化するらしいが、果たして▲喉元過ぎれば…とせず変われるだろうか。巣ごもり中に見過ごし、甘えてきた習慣を直せるか。青い空と海のため、新しい生活スタイルが求められている。きょう環境の日。 

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