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河井夫妻公判で検察側が139人の証人尋問申請

2020/8/28 14:31
検察側の証拠内容の説明を聞く、河井克行被告と妻の案里被告(イラストと構成・勝山展年)

検察側の証拠内容の説明を聞く、河井克行被告と妻の案里被告(イラストと構成・勝山展年)

 昨年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で公選法違反罪に問われた前法相の河井克行被告(57)=衆院広島3区=と妻の案里被告(46)=参院広島=の第2回公判が28日、東京地裁であり、検察側は139人の証人尋問を申請した。地裁は、そのうち両被告の秘書ら4人を9月1日から順次尋問すると決めた。

 9月1、2日に克行被告の公設第1秘書の藤田一氏、3、4日に案里被告の公設第1秘書の前田智代栄氏、15、16日に克行被告の公設第2秘書の光元博美氏を証人として尋問。9日には元陣営スタッフの女性も尋問する。参院選当時の陣営の実態や、検察側が総括主宰者と主張する克行被告の役回りについて証言を求めるとみられる。

 検察側はこのほか、両被告から現金を受け取ったとされる広島県内の首長や地方議員、後援会会員ら100人全員の証人尋問を申請。その他の首長や地方議員16人、事務所スタッフ18人、現金提供先とみられるリストのデータを克行被告のパソコンから消去した業者1人も申請した。

 このうち46人は健康不安などで上京するのは難しいと主張した。関係者によると、東京地裁の法廷と広島地裁をモニターでつないで尋問する形式を想定しているという。克行被告の弁護人は十分な反対尋問ができないと訴え、東京地裁での尋問を求めた。

 起訴状によると、両被告が現金を渡した100人のうち、95人は克行被告が単独で実行したとしている。案里被告の弁護人は「克行被告の被買収者の証言は案里被告とは関連性がない」と主張。両被告が共謀して買収したとされる5人らの尋問終了後に裁判を分離するよう求めた。

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