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広島県議や前三原市長ら19人の証人採用 16日から、前法相夫妻買収事件公判 

2020/9/9 20:05

 昨年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で公選法違反罪に問われた前法相の河井克行被告(57)=衆院広島3区=と妻の案里被告(46)=参院広島=の公判で東京地裁は9日、被買収者とされる広島県内の地方議員や前首長ら19人の証人採用を決めた。16日から順次、証人尋問する。現金を受け取った当時のやりとりについて証言を求める。

 被買収者の証人尋問の1人目として、両被告から3回にわたり計200万円を受領した元県議会議長の奥原信也県議が9月16日に出廷。17日に下原康充県議、18日に平本徹県議と妻、23日に安芸太田町の小坂真治前町長、廿日市市の藤田俊雄市議、24日に安芸太田町の矢立孝彦町議、安芸高田市の先川和幸元市議、廿日市市の仁井田和之市議が証人として尋問を受ける。

 28日は広島市の今田良治市議と海徳裕志市議、30日には三宅正明市議と元市議の男性、北広島町の宮本裕之町議を予定する。10月1日は安芸高田市の水戸真悟元市議、三原市の天満祥典前市長、2日は岡崎哲夫県議、5日は江田島市の胡子雅信市議、7日は胡子市議への現金提供に関与したとされる案里被告の前田智代栄公設第1秘書の尋問がある。

 検察側は8月28日の第2回公判で、139人の証人尋問を申請し、東京地裁は両被告の秘書ら4人の証人尋問を決定。9月1日から順次尋問を始めている。

 起訴状によると、克行被告は昨年3〜8月、案里被告を当選させる目的で地方議員や後援会員ら100人に計2901万円を渡し、うち5人について案里被告と共謀して計170万円を渡した疑い。両被告は現金提供の事実をおおむね認める一方で、買収の意図を否定し無罪を主張している。

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