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PC解析は克行被告指示、業者に持ち込む 広島地裁公判、元秘書が証言

2020/9/30 22:55
河井克行被告(左)と高谷真介被告

河井克行被告(左)と高谷真介被告

 衆院議員の河井克行被告(57)=公選法違反罪で公判中=の妻案里被告(47)=同=が初当選した昨年7月の参院選広島選挙区で、違法な報酬を車上運動員14人に払ったとして同法違反(買収)の罪に問われた克行被告の元政策秘書高谷真介被告(44)=東京都葛飾区=の第6回公判が30日、広島地裁であった。高谷被告は、昨年10月に違法報酬疑惑を報じられた後、克行被告の指示でパソコンを専門業者に持ち込んだと証言した。

 高谷被告は検察側の被告人質問で、会計担当者のパソコンを解析のために専門業者に渡したとし「克行被告から依頼を受けた」と述べた。その他のパソコンについてもデータ消去のために業者に持ち込んだかどうかを問われると「知りません」と答えた。

 車上運動員の報酬に関しては「法に触れないようにやりくりするのが大前提」と強調。「(法定上限の2倍の)1人1日3万円ではなく、午前と午後で人を分け、事務所として1日の支払いが3万円」と認識していたとし、金額決定への関与をあらためて否定した。

 起訴状などによると、高谷被告は政策秘書だった昨年7月19〜23日、案里被告の公設第2秘書立道浩被告(55)=同罪で懲役1年6月、執行猶予5年の判決を受けて上告=らと共謀し、車上運動員14人にそれぞれ1日3万円を支払い、法定を超える報酬計204万円を渡した疑い。起訴内容を否認し無罪を訴えている。

第6回公判(9月30日) 弁護側被告人質問 「1日1人3万円」じゃなく「1日3万円」
            検察側被告人質問 「パソコン解析は克行代議士の依頼」
第5回公判(9月1日) 弁護側被告人質問 「遊説業務、管理していない」
第4回公判(8月5日) 案里被告秘書の証人尋問、「よく覚えていない」繰り返す
第3回公判(7月20日) 報酬決定の権限「克行代議士」
第2回公判(6月30日) 車上運動員の仲介役、証言
第1回公判(6月12日) 起訴内容を否認、無罪主張 

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 <第1部・巨額の買収事件>(1)菅氏来援の直前「裏仕事」 克行氏、現金ばらまき

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