コラム・連載・特集

【月刊E・10月号】ノーベル賞と学術会議と地層処分

2020/10/12 7:00

 今月号は、もし今年も日本人がノーベル賞に輝いたら、どんな分野であれ、それをテーマに書こうと考えていた。われながら大まじめに「ヒトの小胞体ストレス応答の発見」についての資料を集めたり、村上春樹さんの文庫本を持ち歩いたりしていた。

 用意しただけで目を通さなかった自分が悪いのだろう。残念ながら11日現在、経済学賞の発表を残してはいるものの、うれしい知らせは届きそうにない。

 そこで今回は、「ノーベル賞と日本人」に「日本学術会議会員の任命拒否問題」と「核のごみ最終処分場の文献調査を北海道の1町1村が受け入れたニュース」を加えた三題話で書かせていただく。こじつけと批判されそうだが、この三つに関連性があると思えてならないからだ。
(ここまで 310文字/記事全文 1484文字)

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  • 高レベル放射性廃棄物の処分について、日本学術会議が2012年にまとめた文書と、17年に資源エネルギー庁が建設適地を示した科学的特性マップの一部
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