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克行被告を案里被告公判で22日から尋問 検察側、買収リストただす方針

2020/10/15 12:00
河井克行被告

河井克行被告

 昨年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で公選法違反罪に問われた河井案里被告(47)=参院広島=の第19回公判が15日にあり、東京地裁は夫で元法相の克行被告(57)=衆院広島3区=を検察側の証人として尋問することを決めた。22、23、28日にある案里被告の公判で尋問する。検察側は案里被告との共謀の有無や、「被買収者」の名前や金額を記したとされるリストについてただす方針。

 克行被告は昨年3〜8月、参院選で案里被告を当選させるために地方議員や後援会ら100人に計2901万円を渡し、うち5人については案里被告と共謀して計170万円を渡した疑いが持たれている。

 22、23日の公判では検察側の主尋問があり、参院選までの活動状況や選挙の情勢などを質問。両被告から現金を受け取ったとされる100人の名前と金額が書かれたリストに関し、現金提供の有無や作成の経緯、目的を尋ねる。リストは、検察当局が今年1月の家宅捜索で広島市安佐南区の両被告の自宅から押収した。

 検察側の主尋問は2日間で計6時間を想定。28日は弁護側が反対尋問をする。

 案里被告は8月の初公判で県議ら5人への現金提供について「県議選の当選祝いだった」などと買収目的を否認し無罪を訴えた。一方で、この5人は順次出廷し、いずれも買収目的の現金だったと証言している。

 克行被告は9月に弁護人を解任し、公判が中断。法廷に出るのは1カ月ぶりとなる。被告として証言拒絶権があり、尋問にどこまで答えるかも焦点となる。

 案里被告の公判は今後、被告人質問などを経て年内にも結審する見通しだ。


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