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【激震 元法相夫妻公判】案里被告の被告人質問、11月13・17・20日 克行被告、2分で退席

2020/10/23 22:50
河井克行被告(左)と案里被告

河井克行被告(左)と案里被告

 昨年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で公選法違反罪に問われた河井案里被告(47)=参院広島=の第23回公判が23日にあり、東京地裁は11月13、17、20日に被告人質問をすると決めた。保釈請求をしている案里被告に、保釈されても公判に必ず出頭するかを確認する場面もあった。

 22日の証人尋問で検察側の質問に証言拒否を繰り返した夫の克行被告(57)=衆院広島3区=がこの日も出廷したが、弁護側は予定していた反対尋問をせず、克行被告は開廷2分で退席した。その後は今後の審理の日程を協議し、高橋康明裁判長が弁護側による被告人質問を11月13、17日、検察側の質問を17、20日にすると決めた。

 高橋裁判長は、保釈請求の際に案里被告から上申書が提出されたと説明。「保釈をするかは検討中」とした上で、仮に保釈されても公判に必ず出頭するかどうかを尋ね、案里被告は「はい」と答えた。高橋裁判長は、案里被告の担当医や親族から話を聞き「全力で案里被告をサポートする」との回答を得ていることも明らかにした。

 この日の公判終了後、案里被告の弁護人は報道陣に「上申書の内容は言えないが、出頭する意思が書いてある。近く保釈されるのではないか」と述べた。

 案里被告は6月18日に克行被告と共に検察当局に逮捕された後、東京拘置所(東京都葛飾区)に勾留中。今月16日に5回目の保釈請求をしている。

 起訴状によると、案里被告は昨年3〜6月、克行被告と共謀して広島県議ら5人に170万円を渡した疑い。買収の意図を否定し、無罪を主張している。被告人質問が終われば、検察側の論告や弁護側の最終弁論を経て、年内に結審するとみられる。

【案里被告第23回公判詳報】
▼克行被告への弁護側反対尋問
 弁護人「反対尋問はございません」 
▼公判日程の進行協議
 弁護人「2、3週間の準備期間を」/検察官「はなはだ遅い」
▼案里被告への説明
 裁判官「良心に従って約束するか」案里被告「はい」

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