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決別 金権政治

大物逃し起訴見送りか 検察、処分の公平性考慮 【決別 金権政治】<第2部 被買収者>(5)

2020/10/28 22:48
広島地検が入る広島法務総合庁舎。被買収者は起訴されていない

広島地検が入る広島法務総合庁舎。被買収者は起訴されていない

 広島地検が入る広島法務総合庁舎(広島市中区)で広島県議が検事の任意聴取を受けていた。「ターゲットは河井夫妻。先生には政治家を続けてもらいたいと思っている」。取り調べを終えた検事は県議にこう告げたという。河井案里(47)が初当選した昨夏の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件の捜査が進んでいた4月のことだった。

 検事は明言こそしなかったが、起訴しない雰囲気を前面に出していた。県議は「自分は起訴されないのではないか」と考え、参院選の3カ月前に案里の夫克行(57)=衆院広島3区=から現金を受け取ったと供述。違法性も認めたという。

 検察当局は7月8日、100人に現金を渡したとして克行と案里を起訴した。公選法では現金を受け取った側も罪に問われるが、この県議を含めた「被買収者」の100人は起訴されなかった。克行の弁護人は8月の初公判で「利益誘導をする中で自白を得ている」と捜査の違法性を訴えた。

 ▽リスト基に捜査
(ここまで 405文字/記事全文 1570文字)

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  •  2019年夏の参院選で河井克行、案里夫妻が100人に計2901万円を配ったとされる買収事件では、選挙に絡んだお金のやり取りが浮き彫りとなりました。令和の時代も変わらない「金権選挙」。皆さんの地域でも耳にしたこと、目にしたことはありませんか。体験、情報、意見をぜひお寄せください。(中国新聞「決別 金権政治」取材班)

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