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【ヒロシマの空白 被爆75年】理研から引き渡された原爆犠牲者の遺骨、供養塔に安置 広島市、情報提供募る【動画】

2020/11/13
原爆供養塔に安置するため、河野課長(右)から遺骨の入った納骨袋を受け取る畑口会長(撮影・高橋洋史)

原爆供養塔に安置するため、河野課長(右)から遺骨の入った納骨袋を受け取る畑口会長(撮影・高橋洋史)

 広島市は13日、理化学研究所(理研、本部・埼玉県和光市)から引き渡された遺骨28点を平和記念公園(中区)にある原爆供養塔に納めた。市は名前が分かる遺骨について、情報提供を呼び掛け、遺族と確認できれば返還する。

 原爆供養塔に眠る遺骨は「約7万体」とされる。この日、供養塔を管理している広島戦災供養会の畑口実会長(74)=廿日市市=が、市調査課の河野一二課長から遺骨の入った納骨袋を受け取り、地下の納骨室に安置した。

 畑口会長は「亡くなった人からすれば調査研究のために持ち帰られ、安らかな気持ちでなかったようにも感じられる。早く安らかに眠ってほしい」と述べた。

 遺骨は、原爆投下直後に調査のため広島入りした理研の故仁科芳雄博士の関連資料から見つかり、理研が12日、市に引き渡した。4人は名前が確認でき、うち2人は「キの内藤四郎」さんと「道原菊馬」さん。残る2人は「伊勢岡」さんと「里井」さんで、名字しか分からないという。(水川恭輔)

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