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【激震 元法相夫妻公判】広島2県議、買収認識 平本徹氏と下原氏が証言

2020/11/27 23:21

 昨年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で、公選法違反罪に問われた元法相の河井克行被告(57)=衆院広島3区=の第13回公判が27日、東京地裁であった。妻の案里被告(47)=参院広島=から現金を受け取ったとされる自民党の平本徹(55)=安芸郡=と下原康充(69)=東広島市=の両広島県議が検察側の証人として出廷。両県議は買収意図のある現金と認識していたと証言した。

 9月の案里被告の公判で、平本県議は昨年4月5日に自宅で妻を介して30万円、下原県議は同4月7日に県議選の選挙事務所で50万円を受け取ったと証言した。弁護人解任の影響で中断していた克行被告の公判が再開し、26日から「被買収者」の証人尋問が始まったのを受けて、両県議は再度出廷。弁護側は現金の趣旨などを繰り返し尋ねた。

 弁護側は平本県議に対し、現金入りの封筒は県議選中に渡されており、違法性のない陣中見舞いではないかとただした。平本県議は「のし袋ではなかった。金額も多く、もらってはいけないお金と感じた」と説明。参院選に出る案里被告への応援を求める趣旨と感じたと述べた。

 下原県議に対しては、案里被告から「奥さまの見舞い」と言われて現金入りの封筒を差し出された当時の認識を質問。下原県議は「妻が病気だったのは事実。琴線に触れて受け取った」とした上で「領収書を求められず、違法なお金と思った」と語った。

 起訴状によると、克行被告は昨年3〜8月、案里被告を当選させる目的で地方議員や後援会員ら100人に計2901万円を渡し、うち両県議を含む5人について案里被告と共謀して計170万円を渡した疑い。

【河井克行被告第13回公判詳報】
 平本徹県議証言<1>妻は「案里さんに『人目があるから、しまって』と言われた」と…
 平本徹県議証言<2>(案里さんと)政治家信条が違う
 平本徹県議証言<3>(餅代、氷代の相場は)だいたい県連は10万円
 下原県議証言<1>(案里さんは)甘えたような口調で、いらな〜いと
 下原県議証言<2>(もらった金の使い道は)妻の入院費と私の選挙の後始末
 下原県議証言<3>自己保身です
 下原県議証言<4>嫌なお金。返せたら、お返しできればと思っていた


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