コラム・連載・特集

土肥博雄(どひ・ひろお) 21世紀の奇跡と恩恵

2020/12/10 8:24
土肥博雄さん(日本赤十字社中四国ブロック血液センター相談役)

土肥博雄さん(日本赤十字社中四国ブロック血液センター相談役)

 自然科学は世紀をまたぐ時期に大きな変化が起こることが多い。私の専門である血液内科の分野では21世紀初頭、白血病の治療で画期的な進展があった。慢性骨髄性白血病(CML)の治療薬が開発されたのである。血液のがんである白血病は従来、病因が分からないことが多く、治療も長期に及んだ。中でもCMLは慢性期が約3年半続いた後、急性転化症例が現れ、それから3カ月半程度の命だった。1980年代後半に始まった骨髄移植が唯一の治療法で、急性白血病の治療法が次第に向上したのとは対照的だった。
(ここまで 237文字/記事全文 816文字)

会員限定の記事です
  • 無料登録して続きを読む
  • ログインする
  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

想の最新記事
一覧