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【激震 元法相夫妻公判】20万円「買収と思った」 克行被告公判、元広島市議が証言

2020/12/15 23:17
河井克行被告

河井克行被告

 昨年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で、公選法違反罪に問われた元法相の河井克行被告(57)=衆院広島3区=の第21回公判が15日、東京地裁であった。検察側の証人として出廷した元広島市議が克行被告から20万円を受け取ったと認め「選挙応援依頼の買収と思った」と証言した。

 元市議によると、公示が3日後に迫った昨年7月1日、広島市安佐南区の克行被告の事務所で克行被告と面会。元市議が昨年4月の市議選で落選した話をした後、克行被告が20万円入りの封筒をテーブルに置き、「しまいなさい」と受け取りを求めてきたという。

 元市議は「雲の上の方の行為にノーと言うと失礼。不利益をこうむる」と思い、かばんに納めたと説明。参院選に立候補していた妻案里被告(47)=参院広島=の応援依頼と思ったとし「表に出せない買収のお金」と強調した。案里被告陣営からは公示日のポスター張りを頼まれ、知人に依頼したと述べた。

 弁護側は反対尋問で、元市議が参院選の翌8月に中区で克行被告と会食したことを取り上げた。元市議は「(私の)秘書になって勉強しろ」と誘われたが、秘書になれば次の市議選に立候補できなくなると思い、断ったと説明。弁護側は参院選前の20万円に関し「若手への応援として自らに近づいてほしいというお金と思わなかったか」とただしたが、元市議は否定した。

【詳報・克行被告第21回公判】(12月15日)
 元広島市議証言<1>克行被告に「しまいなさい」と一喝された
 元広島市議証言<2>代議士の顔を見ることはできなかった

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