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【激震 元法相夫妻公判】克行被告公判取り消し 弁護団1人がコロナ感染

2020/12/16 23:17

 東京地裁は16日、昨年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で公選法違反罪に問われた元法相の河井克行被告(57)=衆院広島3区=の公判を取り消した。弁護団の1人が新型コロナウイルスに感染していたため。今後の期日がどうなるかは未定で、地裁は「(濃厚接触者を判断する)保健所の見解を待ちたい」としている。

 16日の公判では、いずれも克行被告から計150万円を受け取ったとされる天満祥典・前三原市長(73)と、30万円を受領したとされる繁政秀子・元広島県府中町議(78)の証人尋問などを予定していた。地裁はこの日、開廷の約30分前に期日の取り消しを発表。職員は傍聴券を求めて訪れた人への説明に追われた。

 18日には、克行被告が30万円を渡したとされる佐藤一直広島県議(46)=広島市中区=の尋問が予定され、年内は25日までに4日間の期日が組まれている。関係者によると、予定通り開廷できるかは不透明な状況という。

 克行被告の公判は、同罪に問われた妻の案里被告(47)=参院広島=とともに起訴から100日以内に判決を出すよう努める「百日裁判」として8月25日に始まった。しかし克行被告は9月15日に弁護人6人全員を解任。案里被告の公判と分離され、1カ月半にわたり審理が中断した。11月4日に再開したが、審理は大幅に遅れている。

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