コラム・連載・特集

新人王で「優勝」

2020/12/18 7:00

 辞書を編集する専門家が選ぶ「今年の新語」。大賞には「ぴえん」が選ばれた。悲しい気分をかわいく言い表す言葉という。若者を中心にSNSで定着したそうだが、聞き慣れない人も多かったのではないか▲6位「優勝」の使い方も初めて知った。大満足することを意味するという。〈ステーキと酒で優勝〉のように使うらしい。カープ女子なら、こんな感じだろうか。〈カープが2年連続Bクラスでぴえん。だけど森下君のピッチングと笑顔は優勝!〉▲その森下暢仁(まさと)投手がセ・リーグの新人王に決まった。試合数も観客数も制限された異例のシーズン。動じることなく先発ローテを守り、見事な2桁勝利。佐々岡真司監督から引き継いだ背中の18番も喜んでいよう▲先発した18試合で、チームの黒星はわずか5試合。特筆すべきは次の登板では全て自らの白星にしてみせたことだ。切り替えの早さと修正力があれば、二年目のジンクスも寄りつくまい▲来季のキャッチフレーズは「バリバリバリ」。故障の癒えたエースが踏んばり、「ドラ1」投手が森下選手ばりに活躍すれば、V10も近づく。〈カープ〇〇でファンの気分も〇〇〉。ズバリあの2文字を期待したい。

  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

天風録の最新記事
一覧