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【激震 元法相夫妻公判】平本英司広島県議、「違法な金」と証言 克行被告から30万円

2020/12/24 23:10
平本英司広島県議

平本英司広島県議

 昨年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で、公選法違反罪に問われた元法相の河井克行被告(57)=衆院広島3区=の第23回公判が24日、東京地裁であった。自民党の平本英司広島県議(47)=三原市・世羅郡=が検察側の証人として出廷し、昨年4月に克行被告から30万円を受け取ったと証言。参院選に立候補する妻の案里被告(47)=参院広島=への集票を依頼する趣旨と感じたと述べた。

 平本県議の証言によると、同4月7日に投開票された県議選で初当選を決めた後、克行被告が同月20日に三原市内にある平本県議の後援会事務所を訪問。「当選おめでとう。人気があるんだね」などと言った後、机の上に「お祝い」と言って白い封筒を差し出してきた。平本県議は受け取りを拒んだが、「まあいいから」と置いて帰られた。数日後、会計担当の事務員と中身を確認すると、30万円が入っていたという。

 現金の趣旨について、平本県議は「付き合いがないのに、あまりに高額だった。参院選への投票依頼の趣旨のある違法な金と思った」と証言。一方で、克行被告との関係を崩したくないと考え、返却できず、個人的な用途に使ったという。両被告が起訴された後の今年8月中旬に克行被告の事務所に同額の30万円を郵送した。「受け取るべきではなかったと後悔している」と述べた。

 また東京地裁はこの日、来年1月18日の公判で、いずれも自民党の沖井純県議(60)=江田島市=と窪田泰久県議(44)=広島市南区、同月20日の公判で木戸経康市議(65)=安佐北区=を証人尋問すると決めた。検察側によると、沖井県議は50万円、窪田県議と木戸市議はそれぞれ30万円を克行被告から受け取ったとされる。

【公判の詳報】
 平本英司広島県議証言<1>思ったより厚みがあったので商品券と思いました
 平本英司広島県議証言<2>こりゃいけん、返さにゃいけん、と言いました
 平本英司広島県議証言<3>宮沢先生の事務所から催促の電話があって思い出しました

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