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現金受領「認識甘かった」 八軒広島市議、進退は明言せず【決別 金権政治】【動画】

2020/12/28 22:49
克行被告からの現金授受について報道各社の質問に答える八軒市議

克行被告からの現金授受について報道各社の質問に答える八軒市議

 河井案里被告(47)が初当選した昨年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で、夫の克行被告(57)=衆院広島3区=から現金50万円を受け取ったとされる自民党の八軒幹夫広島市議(61)=南区=が28日、報道各社に対し、現金授受について初めて説明した。克行被告の公判で証言を終えたためで、進退については「後援会、支援者におわび、説明をした上で判断したい」とした。

 市議会棟で質問に答えた八軒市議は冒頭、「認識の甘さ、判断の誤りでこのような事態になった。ご心配、ご迷惑を掛け、心からおわびする」と陳謝。これまで取材に「ノーコメント」としてきた理由は「検察から捜査や裁判に影響を与える言動は慎むように言われていた」と語った。

 現金授受に関しては25日の公判での証言と同様、市議選中の昨年3月下旬と同6月の2回、「陣中見舞い」「当選祝い」として受領したと説明。市議選で克行被告の応援を受けたことから「恩返しをしなくてはと、案里被告の選挙が頭に浮かんだ」と述べた。買収の認識については「深く考えていなかった」とした。

 市議会は今年9月、現金を受け取ったとされる八軒市議を含む13市議に対し、市議会で経緯などを説明するよう決議した。八軒市議は「説明の場にはきちんと出たい」と明言した。

 八軒市議は現時点、「被買収者」としての刑事処分は受けていない。進退を問われると、司法の処罰とは別に、現職市議としての責任が生じていると強調。「後援会の意見を聞き、あらゆる選択肢を排除せずに判断したい」と述べた。

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