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未来見据え 能舞台、CFで維持を【備後を誇る コロナ禍を越えて】第1部 祝祭はいま<7>

2021/1/12 21:16
壊れた屋根を仮補修している能舞台(奥)。安原さん(右)たちと奥茂宣宮司が支援の呼び掛けについて話し合う(撮影・井上貴博)

壊れた屋根を仮補修している能舞台(奥)。安原さん(右)たちと奥茂宣宮司が支援の呼び掛けについて話し合う(撮影・井上貴博)

 福山市鞆町の沼名前(ぬなくま)神社にある国重要文化財の能舞台。年が明けた3日、喜多流大島能楽堂の「新春能楽祭」が催された。間を空けて椅子が並べられた観客席で、初詣に訪れた地元住民らが正月の風物詩を見守った。

 能舞台は今年、30年ぶりの補修を控える。一方、新型コロナウイルスの感染拡大で神社に伝わる祭りの中止が相次ぐ。氏子や住民たちは神社の歴史をインターネットなどで広く伝え、補修費を募ろうと動いた。

 企画したのは、地元住民が2019年4月につくったNPO法人鞆の絆委員会。理事長の安原耕一郎さん(72)は「人口が減っていこうとも、30年後には再び補修する時期が訪れる。未来に向けて鞆の宝を守るすべにしたい」と見据える。

 ネット上で資金を集めるクラウドファンディング(CF)は今春から始める。補修費のうち、公的な補助金で賄えない320万円のうち100万円を目標額に掲げる。コロナ禍の中、ネットを活用し支援の輪を広げる考えだ。

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(ここまで 425文字/記事全文 1188文字)

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