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【激震 元法相夫妻公判】「参院選依頼と思った」 岡崎広島県議、自民・小島衆院議員側から30万円

2021/1/12 22:41

 12日の河井克行被告の公判で岡崎哲夫広島県議が、2019年6月に自民党の小島敏文衆院議員(70)=比例中国=側から党支部間の交付金として渡された30万円に関し「(同年7月の)参院選が直前に迫っている。選挙依頼と思った」と証言した。小島氏は参院選との関連を否定している。

 小島氏は岡崎県議の選出区を含む衆院広島6区を地盤とし、岸田派(宏池会)に所属。同年7月の参院選広島選挙区では、岸田派現職の溝手顕正氏(78)が党公認候補として立候補した。

 岡崎県議は克行被告の公判で、小島氏側から同年6月2日付で提供された30万円の趣旨を弁護側から問われ「小島氏は宏池会に所属し、宏池会は溝手氏を支援していた。選挙依頼と思った」と証言。参院選前に克行被告から受け取った現金と同じ趣旨と理解したかと問われると「そうです」と述べた。

 小島氏が代表の党支部の政治資金収支報告書によると19年6月2〜16日、岡崎県議の党支部を含む4県議の政治団体に交付金や寄付金として各30万円を支出。4県議も同額を自身の収支報告書に記載している。

 岡崎県議はこれまでの中国新聞の取材に対し「小島氏本人が現金を持ってきた。普段はもらうはずのないお金。溝手さんの選挙応援のためと思った」と説明。一方、他の3県議は「党勢拡大のため」「政治活動費だった」と話し、参院選との関連を否定した。

 政党支部間の資金提供は政治資金規正法で認められているが、選挙の前後にやりとりした場合、趣旨によっては公選法上の買収罪に問われる可能性がある。

 小島氏はこの日、中国新聞の取材に「当たり前の活動支援の一つ。党勢拡大のために出した」と答えた。

【河井克行被告第26回公判関連記事】
 宮本県議「表に出せぬ金」 石橋市議は買収否定

【詳報・河井克行被告第26回公判】
 宮本新八広島県議証言
 <1>厚かったので陣中見舞いじゃない気がしました
 <2>公選法違反と思いました
 <3>関係が壊れたら地元のためにならない
 <4>時期が悪いと断りました
 岡崎哲夫広島県議証言
 <1>年下からお金をもらうのは違和感
 <2>小島衆院議員から30万円いただきました
 石橋竜史広島市議証言
 <1>支配下に置いておくという意味があったと思います
 <2>このお金は勘弁してほしいと話していました
 <3>この法廷では一切うそをついていません

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