コラム・連載・特集

牛と丑のあれこれ

2021/1/13 6:40

 【牛飲馬食】寝正月の三が日が終わり、今度は外出自粛の3連休に。昼下がりのおやつをつまむ手が、止めたいのに止まらなくなる。「じっくり行くぞ。うし年だし」と独りごちても家族はあきれるばかり▲【食べてすぐ寝ると牛になる】そんなはずはないと思いつつ、夕食買い出しを兼ねて散歩へ。広島市の成人式は延期になったのに、晴れ着をまとった女性とすれ違った。家族に囲まれて、笑顔がきらきらと輝いている▲【牛も千里、馬も千里】わが20歳の頃を振り返ってみる。何かにせかされていたけれど、何にせかされていたかが思い出せない。その後の歩みは牛のよう。人生とはまあ、こんなものか▲【鶏口となるも牛後となるなかれ】コロナ禍により、ますますもって受験生は気が休まらないだろう。遠方の大都市より地元の大学を選ぶ傾向が強まっていると本紙はきのう伝えた。自分の人生だ。悔いのない選択を▲【丑(うし)】干支(えと)の「丑」は象形文字で、「指先でものをつまむ手」をかたどったとされる。まさに赤ちゃんの手のように、新成人も受験生も、そして全ての人が夢をつかんで離さない1年に。散歩の締めくくりは自宅近くの神社へ、今年2度目の初詣。

  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

天風録の最新記事
一覧