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案里被告、罰金刑以上確定なら失職 21日午後3時から東京地裁で判決

2021/1/20 22:56
河井案里被告

河井案里被告

 2019年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で、公選法違反罪に問われた河井案里被告(47)=参院広島=の判決公判が21日午後3時から東京地裁である。案里被告は参院選で当選するため、広島県議ら5人に計170万円を渡したとされ、現金の趣旨が焦点となっている。罰金刑以上が確定すれば、失職する。

 案里被告は、現金は買収のためではなく、19年春の県議選の当選祝いや陣中見舞いとして渡したなどと主張。20年12月の最終意見陳述では「広島の皆さまに大変恥ずかしい思いをさせてしまったことをお許しください。しかし、私は裏切るようなことはしていない」と無罪を訴えた。

 公判は20年8月25日に始まり、被買収者とされる県議ら5人や陣営スタッフの証人尋問を含めて計29回開かれた。現金の趣旨について、検察側はこの5人が「買収の意図を感じた」などと証言した点を踏まえ、案里被告への投票を依頼するためだったと強調。懲役1年6月、5年間の公民権停止を求刑している。

 これに対し、弁護側は買収目的を否定した上で「買収の意図を認定されたとしても意図は著しく希薄だ」と主張。有罪とする場合でも執行猶予の判決とし、公民権の停止期間も5年より短くするよう求めている。

 一方、検察側が事件を主導したとする夫で元法相の克行被告(57)=衆院広島3区=の公判は、弁護人解任の影響などで審理がずれ込んでおり、判決時期は見通せない状況だ。

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