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124年ぶりの熱い節分

2021/1/30 6:45

 立春の訪れがことしは1日早い。実際に春めくのは先としても、やはり待ち遠しい。コロナ禍という長い「冬」の終わりを期待したい気持ちがある。立春の前日の節分も124年ぶりに2月2日となる▲その節分が例年よりも熱いようだ。まず恵方巻きの予約が好調を見せる。高級食材を使ったぜいたくな1本を手掛ける飲食店やホテルもある。外食の自粛などで痛手を被る業界にとって多少でも「福」が訪れるといい▲ことしは南南東という恵方を向いて物を言わず、がぶり―が作法なのだろう。とはいえ家族でゆっくりと味わいたい。くれぐれも喉に詰まらせないように。同じく「鬼は外」の豆まきも注意を▲年齢の数だけ食べると厄よけになるという豆。しかし昨年、松江市の保育施設で節分の行事中に幼児が豆で窒息死する痛ましい事故があった。5歳以下はのみ込みや吐き出す力が弱いという。消費者庁も警鐘を鳴らす▲全集中で鬼退治―。近所のスーパーで菓子売り場を飾り付けていた。映画もヒットした漫画「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」が豆まきを熱くしそうだ。公式サイトで登場人物や鬼のお面を公開中。子どもも豆をまく手に力が入るはず。楽しい行事になりますように。 

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