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【激震 元法相夫妻公判】現金「応援依頼の意味」 児玉広島市議、息子介し克行被告から

2021/2/4 23:06
児玉光禎広島市議

児玉光禎広島市議

 2019年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で公選法違反罪に問われた元法相の河井克行被告(57)=衆院広島3区=の第37回公判が4日、東京地裁であった。検察側は、息子を介して克行被告から30万円を受け取った自民党の児玉光禎広島市議(79)=佐伯区=の供述調書を朗読。児玉市議は現金の趣旨について、妻案里元参院議員(47)への「応援依頼の意味がある」と供述していた。

 供述調書によると、児玉市議が立候補していた市議選中の19年3月31日、克行被告が選挙事務所を訪問。児玉市議は不在だったため息子が対応した。克行被告は現金入りの封筒を置いて帰ったという。

 児玉市議が帰宅後に開封すると、30万円が入っていた。児玉市議は「陣中見舞いにしては高額。案里氏を応援してほしいという依頼の意味があると思った。すぐに突き返せば国会議員に失礼。次の衆院選で陣中見舞いで返せばいいと思った」と供述。参院選では案里氏の応援をせず、30万円はさまざまな支払いに使ったとし、20年3月の検察当局の任意聴取後に同額を現金書留で送ったという。

 検察側は児玉市議の息子の供述調書も朗読。それによると、克行被告は帰り際に「お父さんに渡しておいて」と小声で封筒を差し出し、息子が拒むと「まあまあ」と手渡したという。

 この日の公判では、検察側は、克行被告から5万〜10万円を受け取ったとされる後援会員3人の供述調書も読み上げ、全員が買収目的と認めていた。うち2人は12年以降の克行被告の衆院選時にも各5万円を受け取っていたと供述していた。また違法な報酬として約58万円を受け取ったとされる元陣営スタッフの供述調書も読み上げられた。

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