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コロナとチョコ

2021/2/10 6:46

 間隔を空けて並び、まず体温を測る。熱がなければ手指を消毒して、ようやく中へ。バレンタインデーを前に、デパートの特設会場を巡ると、多くの客がガラスケース越しに品定めしていた▲感染防止のため試食はおあずけ。品選びの楽しみが半減したが、色とりどり宝石さながらのチョコは、見ているだけで幸せな気分になれる。ことしは老舗店の高級品が人気なのだそうだ▲贈る相手の1位は家族、2位は自分―。大手通販サイトが全国の女性を対象にした調査結果を発表した。コロナ禍でいろいろ我慢している家族への感謝や自分へのご褒美として普段は口にできないものを求めているようだ▲日頃から自分や家族へのチョコの支出を惜しまない市もある。総務省家計調査で世帯あたりの消費額が毎年全国上位の山口市だ。3年前に1位となったのがきっかけで地元商工会議所が中心となって「チョコレートの町」をアピールしているという▲本命にも友人にも、手渡しできない…。そんな嘆きもネット上に見える。チョコの香りや成分は、人の脳を刺激して、幸福感や満足感を与えてくれるらしい。ことしは頑張ってきた自分や身内を甘やかす日にしようか。 

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