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【激震 河井元法相公判】克行被告5回目保釈請求 「被買収」側の尋問終了受け

2021/2/24 22:58
河井克行被告

河井克行被告

 2019年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で、公選法違反罪に問われた元法相の河井克行被告(57)=衆院広島3区=の弁護人が24日、東京地裁に保釈を請求した。克行被告の保釈請求は5回目。

 克行被告から現金を受領したとされる広島県内の政治家や後援会員ら100人の証人尋問や供述調書朗読が19日に終了したのを受けて請求した。弁護団は証人尋問などが終わり、克行被告による証拠隠滅の可能性は低いとしている。

 3月には最大のヤマ場となる被告人質問が予定される。地裁が今後、保釈の可否を判断する。

 克行被告は20年7月に起訴され、4回にわたり保釈を請求したが、いずれも地裁は認めなかった。一方、克行被告とともに逮捕、起訴された妻の案里元参院議員(47)=有罪判決確定=は、被買収者らの証人尋問が終了した後の同年10月27日に保釈された。

 この日は克行被告の第43回公判があり、自民党本部が参院選前の19年4〜6月に河井夫妻の政党支部に入金した計1億5千万円の一部が運動員買収に使われたと供述した元会計担当者が出廷。「(案里氏の政党支部から払うよう)代議士から口頭か電話で指示された」と述べ、克行被告の指示があったと証言した。

 地裁はこの日、被買収者とされる100人のうち、証人尋問で克行被告の買収意図を否定した5人について、検察側が捜査段階で作成した供述調書を証拠として採用するよう請求していると明らかにした。調書ではいずれも、克行被告の買収の意図を感じたと供述していた。地裁が証拠として採用するかを決める。

【詳報・克行被告第43回公判】
会計担当の女性スタッフの証言<1>最終的に第7の資金から出されました
会計担当の女性スタッフの証言<2>政治資金パーティー用口座に入金したと思います
藤田一秘書の供述調書 10万円が入ったとみられる封筒を渡されました

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