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【激震 河井元法相公判】3月23日から被告人質問 検察側と弁護側が全面対立、最大のヤマ場に

2021/2/25 22:39
河井克行被告

河井克行被告

 2019年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で、公選法違反罪に問われた元法相の河井克行被告(57)=衆院広島3区=の第44回公判が25日、東京地裁であり、高橋康明裁判長は克行被告の被告人質問を3月23日から始めると決定した。弁護側は6日間、検察側は2日間を予定。検察側と弁護側が全面対立する中、最大のヤマ場となる。

 弁護側は初公判で、広島県内の政治家や後援会員ら計100人に提供したとされる2901万円の趣旨について「陣中見舞いや当選祝い、諸活動の手間賃だった」と主張。買収の意図を否定し、無罪を訴えている。一方、100人の証人尋問や供述調書の朗読は今月19日に終了し、うち94人が買収の意図を感じたと認めている。

 被告人質問は、弁護側が3月23、24、26、29、31日と4月5日、検察側は4月6、8日を予定。同9日にずれ込むことも想定している。被告人質問が終わると、検察側の論告求刑や弁護側の最終弁論を経て結審し、判決の言い渡しとなる見通し。

 この日は藤田一公設第1秘書が検察、弁護側双方の証人として出廷。藤田秘書の勧誘も受け、克行被告の妻案里元参院議員(47)=有罪確定=の陣営で事務局長を務めた野々部尚昭・愛知県稲沢市議(50)が受け取った96万円について「(違法な買収の金とは)思わなかった」と述べた。一方で、野々部市議は17日に検察側の証人として出廷し「選挙応援の報酬だった」として違法性を認める証言をした。

【詳報・克行被告第44回公判】
藤田一秘書の証言<1>お好み焼き店からの帰りの車中で代議士から提示がありました
藤田一秘書の証言<2>川が氾濫し、土砂が崩れ、私と代議士も危険な目に遭いました
藤田一秘書の証言<3>公明党の支持者ではない方には、ちゅうちょする方もいました 

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