コラム・連載・特集

【動画】スキー中に雪崩「やばい」 滑り落ちる一部始終、360度カメラで撮影「死ぬかと」 

2021/2/27

 春を迎え、山間部で雪崩が増えるシーズンとなった。群馬、新潟県境の谷川岳でスキー滑降中、雪崩に巻き込まれた様子を、埼玉県川口市の会社員男性(27)が動画撮影した。

 雪崩は2月20日午後2時ごろ、頂上に近い標高約1900メートル地点で起きた。男性は背中に棒状の器具を取り付け、その先の360度カメラで撮影。滑降を始めて約20秒後に雪面が動きだした。巻き込まれて滑り落ちていく男性の「やばい、やばい」との声も収められている。登山届を出し自然の斜面を滑る「バックカントリー」のツアーでガイド1人を含む計7人がいた。

 動画を確認した元信州大教授でアルプス雪崩研究所の若林隆三所長によると、表層雪崩の一つ。雪が強風にさらされ細かな粉状となり、粘りが強まって板状に固まっていたと推測する。その雪面が、スキーの刺激で割れた可能性が高いという。

 「雪に体を押さえつけられて身動きが取れず、死ぬかもと思った」と男性。約40秒間にわたって斜面を流されたものの、肘をすりむく軽いけがだった。雪崩に備えていたスコップや衛星利用測位システム(GPS)、ビーコンなどの装備は、雪に埋まることなく使わずに済んだ。

 気象庁によると、雪崩は暖かくなる春先に起きやすい。2月20日も全国的に気温が上昇していた。

 中国地方でも雪崩の警戒が必要と広島地方気象台は指摘。「気温や風の状況で発生しやすくなる。広島県北など雪が残っている地域では気を付けてほしい」としている。

【動画】滑降前の美しい谷川岳山頂付近の様子

【関連記事】

バックカントリーでの遭難ご注意 北海道、世界屈指のパウダースノー人気だが

  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

特集の最新記事
一覧