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河井元法相、現金提供先リスト作成認める 「いくらぐらいか頭の体操し始めた」

2021/4/8 12:06
河井克行被告

河井克行被告

 2019年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で、公選法違反罪に問われた元法相で元衆院議員の河井克行被告(58)の第54回公判が8日、東京地裁で開かれ、検察側が被告人質問を続けた。克行被告は、検察側が現金提供先を記したとしているリストについて、自分が作成、管理していたことを認めた。

 検察側によると、リストの電子データは克行被告のパソコンに保存されていたのを発見、押収した。自民党の広島県議や広島市議などの地方議員や首長ら46人の名前と金額とみられる数字が記載され、うち36人は克行被告が現金を渡したとされる。この日の被告人質問で克行被告はリストを作り、管理していたとした上で「現金を差し上げるならいくらぐらいか、頭の体操をし始めたころのメモ」と説明。一部には実際に現金を提供していたことを認めた。

 克行被告は19年3〜8月、同選挙区で妻の案里元参院議員(47)を当選させるため、地方議員や後援会員ら100人に計2901万円を渡したとして起訴されている。昨年8月の初公判では全面無罪を訴えたが、今年3月23日の被告人質問の初日に主張を一転。うち90人に渡した現金は買収の意図があったと認め、今月1日に議員辞職した。

 広島選挙区では改選2議席を巡り、自民党新人の案里氏、同党現職の溝手顕正氏、無所属現職の森本真治氏が激戦を展開。森本氏と案里氏が当選し、溝手氏が落選した。案里氏は今年2月に有罪判決が確定し、参院議員を辞職した。

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