2021・4・25参院広島再選挙

河井夫妻地盤、支援者の対応割れる 「こりごり」と敬遠/「信頼戻す」と関与【再選挙4・25参院広島】

4・25参院広島再選挙2021/4/8 23:18

 8日に告示された参院広島選挙区の再選挙は、2019年の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、河井案里元参院議員(47)の当選が無効となったのに伴う。夫で元法相の河井克行被告(58)と案里氏が地盤としてきた衆院広島3区のエリアで、河井夫妻を後押ししてきた支援者の中には、「選挙はこりごり」と再選挙への関わりを避ける人がいる一方、政治への信頼を取り戻そうと選挙運動に積極的に携わる人がいる。

 広島県安芸太田町で案里氏の後援会長を務めていた丸山正隆さん(73)は19年の参院選で、知人たちに「国政へ地域の実情を届けてもらおう」と投票を呼び掛けた。初当選した案里氏はしかし、公選法違反罪に問われて有罪判決を受け、議員辞職した。「結果的に多くの人に迷惑を掛けた。今回の選挙に関する動きはしない」と決めている。携帯電話に登録していた夫妻関連の連絡先は全て消した。

 「政治家を信用できなくなった」。克行被告の後援会の支部長をかつて務め、選挙はがきの配布などで案里氏も支援した広島市安佐南区の男性(80)は今後ずっと国政選挙に積極関与しないつもりでいる。「裁判中の克行被告も無実なんてことはないだろう」と憤る。

 再選挙が政治の信頼を取り戻す好機と捉える人もいる。安芸高田市で夫妻の後援会役員を務めていた自営業熊高慎二さん(42)はこの日、再選挙の立候補者のポスター張りに追われた。「夫妻への支援を呼び掛けた立場として申し訳ない思いがある。政治の信頼回復の力になりたい」。街頭演説なども手伝う考えだ。

 30年近く克行被告の選挙を支えてきた広島市安佐北区の自治会長越智兼光さん(75)は今回、立候補者のポスター掲示に関する作業を担った。大規模買収事件が明るみに出てから広島では初の国政選挙。「事件による政治への関心低下を心配している」と話した。

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