2021・4・25参院広島再選挙

与野党の代表3人が相次ぎ広島入り 各地で舌戦

4・25参院広島再選挙2021/4/11 23:00
左から山口氏、枝野氏、玉木氏

左から山口氏、枝野氏、玉木氏

 立憲民主、公明、国民民主の与野党3党の党首が11日、告示後で初の日曜日となった参院広島選挙区の再選挙で候補者の応援をするために広島県へ入った。公明党の山口那津男代表は推薦する自民党新人(39)とともに街頭に立ち、与党の結束の強さをアピール。立憲民主党の枝野幸男代表と国民民主党の玉木雄一郎代表は、ともに推薦する野党系の諸派新人(45)とともにマイクを握り、政権批判を繰り広げた。

 「こんなことになろうとはゆめゆめ、思わなかった。おわび申し上げる」。山口氏は広島市南区での街頭演説の冒頭、大規模買収事件で当選無効となった河井案里元参院議員を2019年7月の参院選で推薦した点に触れ、頭を下げた。

 今回推薦した新人を「清廉潔白だ」と持ち上げ、核兵器廃絶の実現や経済政策の実行に期待ができると強調した。「この選挙は様々な選挙の前哨戦だ。自公政権が襟を正し、国民の願いに応える」と結んだ。

 演説後の記者団の取材では「党は次の衆院選広島3区で公認候補者がいる。再選挙の勝利が次につながる」と述べ、年内にある衆院選への意識を隠さなかった。福山市のJR福山駅前でも演説し、災害に強い広島の実現に向けて与党に議席を与えるよう訴えた。

 枝野氏は中区と安佐南区で街頭に立った。中区の金座街入り口では、河井夫妻による大規模買収事件に言及して「政治とカネ」の問題を追及。「仲間内の議員に金を配り、身内だけいい思いをさせた。暮らしの足元に目が向いていない象徴だ」と指弾した。

 その上で、党県連が擁立を主導した諸派新人を「勇気を持って立ち上がってくれた」と紹介。その思いを共有して政治の流れを変え「暮らしの足元に光の当たるまっとうな政治を取り戻すため、第一歩を踏み出していこう」と力説した。

 菅政権の新型コロナウイルス対策にも疑問を投げ掛けた。「『第4波』は今の政治の失敗だと言わざるを得ない。政治がこの感染症に危機感を持たず、一人一人の暮らしに目が向いていない」と主張した。

 玉木氏は枝野氏と入れ違いで金座街入り口に到着し、マイクを持った。大規模買収事件を踏まえて「自民党は再選挙を『出直し選挙』と位置付けているが、ちょっと待ってほしい。1億5千万円ものカネが使われた19年の参院選の総括を全くしない中、出直されても困る」と皮肉った。

 立候補した諸派新人の決断を高く評価した。「今回は大規模買収事件を受けた『やり直し選挙』だ。おかしいことにおかしいと声を上げ『世直し選挙』にしていこう」と呼び掛けた。

 福山市の福山駅前でも諸派新人と並び立った。終了後、投開票日が同じ参院長野、衆院北海道2区の両補選に言及し「広島は、三つの中では一番厳しい。民主主義が機能するかどうかが試されており、負けるわけにはいかない」とした。

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