2021・4・25参院広島再選挙

民主主義の立て直しを 玉田憲勲氏(63)無・新【候補に聞く】<4>

4・25参院広島再選挙2021/4/13 23:01
玉田憲勲氏

玉田憲勲氏

 河井案里元参院議員の当選無効に伴う参院広島選挙区の再選挙(25日投開票)には、新人6人が立候補している。訴えや人となりを、届け出順に2日に分けて紹介する。(数字は届け出順)

 国政選挙への立候補は4回目となる。繰り返し挑む原動力を、独特な言い回しで解説する。「大草原で危機を察知した動物がその場から逃げ出すような、本能的なものだ。じっとしていられない」

 今、最も危機感を抱くのは自然破壊の進行という。「資本主義の暴走で、人類は30年後には絶滅する。おかしな事を言っていると思うだろう。でも、新型コロナウイルスが流行する今の世界が訪れるとみんな思っていただろうか」と問い掛ける。

 一方で、暴走にブレーキをかけられるのは民主政治だけだと断じ、日本の民主主義の立て直しの必要性を強調する。一策として、政党中心の選挙制度の改革を挙げる。落選した2016、19年の参院選広島選挙区と17年の衆院選広島3区でも、ぶれずに政党政治を批判してきた。

 今回も「無所属で立ち、真っ黒なオセロの中に白を投じたい」と力を込める。再選挙の発端となった19年の参院選で初当選した河井案里元参院議員や、陣営に1億5千万円の資金を提供した自民党を批判しつつ、案里氏を選んだ有権者にも「政治責任」があるとの持論を持つ。

 本職は開業医。1996年に広島市安佐北区で診療所を開いた。99年に居宅介護支援事業所を併設し、お年寄りには往診をしている。地元の安佐北区の小学校の校医という顔も持ち、地域医療の現場に立ち続けている。開業前は、大学病院や離島の診療所で勤務してきた。

 医師としての経験から、新型コロナ対策は「自然に任せるしかない」とみている。「自然がつくったウイルスに勝つ、というスタンスに無理がある。各自が自己免疫をつくり上げて乗り切るしかない」と考えているからだ。個々に健康な生活を促す施策こそが必要だと訴える。

 告示後は平日午前の診療を終えるとタクシーで広島市中心部の繁華街に移動し、街頭演説をしている。若い有権者と意見を交わすのを楽しみにしている。(長久豪佑)

 たまだ・のりたか 兵庫県出身で小中高を広島市で過ごす。広島大法学部を卒業後、「自然が人という種をつくった理由」を知りたくて医師を志し、佐賀医科大に入った。好きな言葉は、国を治める人と治められる人は同じという「治者と被治者の同一性」。

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