2021・4・25参院広島再選挙

政治の信頼回復を実現 西田英範氏(39)自・新【候補に聞く】<5>

4・25参院広島再選挙2021/4/13 23:03
西田英範氏

西田英範氏

 河井案里元参院議員の当選無効に伴う参院広島選挙区の再選挙(25日投開票)には、新人6人が立候補している。訴えや人となりを、届け出順に2日に分けて紹介する。(数字は届け出順)

 自民党からの立候補に迷いはなかった。「目の前の危機に正面から向き合い、逃げずに取り組むのが自公政権」。2019年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で批判を受けるが、自民党だからこそ政治の信頼回復を実現できると説く。

 重点政策の1番目に「政治改革」を掲げた。元衆院議員の河井克行被告と案里元参院議員が封筒に入れて現金を配った大規模買収事件を「金のやりとりが見えない形で進められた」と問題視。寄付行為の口座振り込みの義務化などの検討が必要とし「制度の在り方を含め、しっかり議論しなければならない」と訴える。

 「経済を豊かにし、誰にでもチャンスがある社会をつくりたい」と経済産業省に入った。再生可能エネルギーの普及やビッグデータの活用促進などを担い、東京電力福島第1原発事故の対応にも携わった。「どんなに苦しい立場でも逃げずに頑張ってきたのが強み」と自己分析する。党県議たちからは「人柄が良く、真面目。即戦力だ」と期待される。

 一方、官僚の仕事に限界も感じていたという。「官僚は選択肢を示すだけ。リスクのある政策を決められるのは政治家」。目標とする広島県出身の池田勇人元首相が「所得倍増計画」を掲げたように、10〜20年後の大きな方向性を示し、希望のあふれる社会を築くという大志を抱く。

 広島市安佐北区で生まれ、小学生時代は尾道市でも過ごした。広島で原爆に遭った祖母から「亡くなった人を火葬するのが一番つらかった」と聞かされ、幼少期に原爆資料館(中区)を一緒に見学した。被爆3世として核兵器廃絶への取り組みも進めていく考えだ。

 銀行員の妻有希子さん(35)とは、新元号の令和が始まった19年5月1日に結婚した。立候補の決断時、有希子さんは戸惑っていたというが、今はそろって街頭に立つ時もある。「厳しい選挙戦を、私の精神的な部分を含めて支えてくれている」と感謝する。(河野揚)

 にした・ひでのり 広島市安佐北区出身。早稲田大法学部を卒業後、2005年に経済産業省入り。米スタンフォード大アジア太平洋研究所客員研究員などを経て基準認証政策課長補佐だった21年2月、再選挙へ立つため退職した。好きな言葉は「温故知新」。

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