2021・4・25参院広島再選挙

「だまっとれん。」 広島県選管キャッチコピー、ネット上で話題【再選挙4・25 参院広島】

4・25参院広島再選挙2021/4/15 22:25
「だまっとれん。」のキャッチコピーをPRしながら、広島市中区を走る路面電車

「だまっとれん。」のキャッチコピーをPRしながら、広島市中区を走る路面電車

 ▽「思い代弁」投票率向上に期待

 参院広島選挙区の再選挙(25日投開票)で広島県選管が掲げるキャッチコピー「だまっとれん。」がインターネット上などで話題を集めている。大規模買収事件で有罪確定した河井案里元参院議員(47)の当選無効に伴う選挙だけに、有権者からは「県民の思いを代弁している」との声も。投票率向上につながるか、期待がかかる。

 ♪この胸にたまっている言葉を吐き出そう―。

 県選管の啓発動画では、県出身のアイドルが自ら歌うこんな歌詞に乗せ、「もう、だまっとれん!」と訴える。県内の各市町選管を通じて看板やチラシ、路面電車へのラッピング広告などでPRし、1票を投じる大切さを訴えている。

 キャッチコピーは広島市内の広告代理店が考えた。投票率を上げるためのプランを求める県選管の募集に応じ、4業者の中から選ばれた。大学院准教授や学生、県職員たちでつくる選定委員会はインパクトの強さを評価したという。県選管は「若い人の投票率が低い。キャッチコピーを見て、『無関心でいいのか』というメッセージを感じてもらい、投票へ行くきっかけにしてほしい」と話す。

 ただ、再選挙は2019年の参院選での買収事件に端を発しただけにネット上の会員制交流サイト(SNS)などには「だまっとれん。」が金権政治への反発を想起させるとの書き込みも。「ほんまこの一言に尽きる」「今回の再選挙にピッタリ」「県民の心をつかんでる」などの言葉が並ぶ。

 広島県では初めてとなる国政選挙の再選挙。約12億円の経費が見込まれ、国費で賄う。19年の前回選の投票率は44・67%で過去2番目に低く、投票率の向上も期待される。

 14日、期日前投票をした広島市中区のパート井上益子さん(67)は「事件で県民は恥ずかしい思いをした上に、多額のお金を使った再選挙。まさにだまっとれん。せめて投票率は上げたい」と話した。(今井裕希)

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