2021・4・25参院広島再選挙

枝野氏・丸川氏…党の顔も「最後のお願い」【再選挙4・25 参院広島】

4・25参院広島再選挙2021/4/24 23:21
左・旧市民球場跡地前で枝野氏(左から2人目)、玉木氏(左端)と並び、支援に感謝する宮口氏(手前右)右・金座街商店街で気勢を上げる西田氏(手前右端)や岸田氏(手前左から2人目)、丸川氏(同3人目)

左・旧市民球場跡地前で枝野氏(左から2人目)、玉木氏(左端)と並び、支援に感謝する宮口氏(手前右)右・金座街商店街で気勢を上げる西田氏(手前右端)や岸田氏(手前左から2人目)、丸川氏(同3人目)

 参院広島選挙区の再選挙で、選挙戦最終日となった24日、横一線の激戦を繰り広げる諸派新人の宮口治子氏(45)=立憲民主、国民民主、社民推薦=と、自民党新人の西田英範氏(39)=公明推薦=は、多くの有権者が集まる広島市中心部を駆けた。与野党の幹部や閣僚も相次ぎ加勢。ラストコールを響かせた。

 ▽宮口氏「変える勇気を」

 「金権政治に『ノー』と意思表示してほしい。選挙の結果で結論を出そう」。宮口氏は夕方、中区の金座街商店街入り口に立った。2019年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件に触れ、自民党を批判。その後は本通り商店街を練り歩き、買い物客たちと拳を合わせたり、「変える勇気」と記した政策ビラを配ったりした。

 野党は同日投開票の衆参2補選と合わせて「3戦3勝」を狙い、党幹部を投入。「政治とカネ」の問題で自民党を責め立てた。

 立憲民主党の枝野幸男代表は、公選法違反罪に問われた元自民党衆院議員の河井克行被告と妻の案里元参院議員が地盤とした安佐南区のJR緑井駅前に立った。「ひどいことをやったら有権者は許さないという、選挙結果にしないといけない」と訴えた。

 国民民主党の玉木雄一郎代表は中区八丁堀の街頭で「自民党は十分な説明責任を果たさないまま出直されても困る」と非難した。立憲民主党からは蓮舫代表代行と辻元清美副代表も駆け付けた。

 宮口氏が最後の訴えの場に選んだのは、告示日の8日に出発式をした中区の旧市民球場跡地前だった。「投票に行かないと何も変わらない。広島から政治を変えていこう」。午後8時前、声を詰まらせながらマイクを置いた。枝野氏と玉木氏が並び立ち、「野党共闘」を印象づけた。

 西田氏「信頼取り戻す」

 西田氏は、昼下がりに本通り商店街から練り歩きを始めた。自民党県連の岸田文雄会長(広島1区)や丸川珠代五輪相、県議、広島市議たちが同行。買い物客たちに手を振ったり、拳を合わせたりした。

 練り歩きの間、西田氏は4カ所で演説した。「自民党公認候補としておわび申し上げる」。金座街商店街では冒頭、大規模買収事件で政治の信頼を損ねたとして頭を下げた。「失われた信頼を取り戻すため、自民党にチャンスを」。上着を脱ぎ、ワイシャツの袖をまくり上げ、選挙戦でかすれた声を振り絞った。

 大規模買収事件については「私自身も許せない。怒りでいっぱいだ」とも言及した。競り合いから抜け出そうと「勝たせてほしい」と何度も繰り返し、悲壮感を漂わせた。

 そんな姿に、丸川氏は「地盤も看板もかばんもない。新しい政治をつくれる」と西田氏の清新さを強調。岸田氏は「平和の願い、非核の願いをしっかり身に付けている」と、西田氏が被爆3世として核兵器廃絶に取り組む姿勢をアピールした。一団は「頑張ろう」と拳を突き上げ、最終盤の戦いを鼓舞した。

 その後、茂木敏充外相とともに出身地の安佐北区口田南で街頭に立った西田氏。午後8時前、中区の選挙事務所でマイク納め式を開き、集まった支持者の前で「明日は必ず当選祝いをする」と誓った。

開票状況中継はこちら【25日午後8時ごろ〜】

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