2021・4・25参院広島再選挙

宮口氏やや優勢、自民西田氏は党支持層の一部取りこぼす 出口調査【再選挙4・25参院広島】

4・25参院広島再選挙2021/4/25 20:16

 河井案里元参院議員の当選無効に伴う参院選広島選挙区の再選挙が投開票された25日、中国新聞社は投票を終えた有権者1200人を対象に出口調査を実施し、結果をまとめた。諸派新人の宮口治子氏(45)=立憲民主、国民民主、社民推薦=は野党支持層を固めたほか、支持政党を「なし」とする無党派層の6割以上に浸透。最終盤まで宮口氏と競り合った自民党新人の西田英範氏(39)=公明推薦=は公明党支持層の9割を固めたが、自民党支持層の一部を取りこぼしている。

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 新人6人が1議席を争った再選挙は、宮口氏と西田氏による事実上の一騎打ちの構図となった。地域のバランスや年代を考慮した出口調査によると、宮口氏がやや優勢となっている。

 立憲民主党が擁立し、事実上の野党統一候補となった宮口氏は、立憲民主、共産、国民民主各党の支持層の9割超が投票先として選び、無党派層の65・5%に浸透した。自民党支持層の3割近くも選んだ。

 西田氏は自民党支持層は66・9%、公明党の支持層の90・2%を取り込んだ。一方で無党派層では2割にとどまり、宮口氏に水をあけられている。

 年代別は、宮口氏が10、30、40、50、60代、70歳以上の各層で西田氏を上回る勢い。西田氏は20代の支持で宮口氏を上回った。

 調査では、大規模買収事件の舞台となった2019年7月の参院選広島選挙区で投票した候補者も尋ねた。西田氏へ投票したと答えたのは、自民党の河井案里元参院議員に投票した人のうち56・5%、自民党の溝手顕正氏への投票者のうち58・7%だった。ともに、今回は野党系の宮口氏を選んだとした人が一定にいた。

 最も重視した政策・争点は「政治とカネの問題」が42・3%と最多。「新型コロナウイルス対策」が14・0%、「経済政策」は12・3%、「子育てや教育問題」は9・3%だった。

 「政治とカネ」を重視した人の67・5%が宮口氏に投票したのに対して、西田氏26・6%だった。宮口氏が、大規模買収事件で批判が高まった「金権政治」への批判の受け皿になったとうかがえる。

 「経済政策」を選んだ人の投票先は西田氏が72・3%とトップで、宮口氏は17・6%。「新型コロナウイルス対策」では、両氏とも45・8%で並んだ。宮口氏は「子育てや教育問題」を選んだ人の67・9%の支持を集めていた。

 出口調査では、大規模買収事件の最大の要因についても問うた。「自民党本部が提供した1億5千万円」が38・0%で最も多い。その後は「河井夫妻の資質」が28・5%、「選挙にお金がかかる仕組み」が11・2%、「現金を受け取った側の意識」が7・3%、「自民党の分裂選挙となった構図」が7・2%と続いた。

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