2021・4・25参院広島再選挙

低投票率33・61%、反省の弁次々 参院広島再選挙

4・25参院広島再選挙2021/4/26 23:25

 参院広島選挙区の再選挙の投票率は33・61%と、補選を含めて過去2番目の低さだった。「政治とカネ」の問題を最大の争点に与野党が一騎打ちの激戦を繰り広げた一方、有権者の関心を呼べなかった結果に、各陣営の幹部や選管担当者たちは反省の弁を述べた。

 当選した宮口治子氏を支えた立憲民主党広島県連の福知基弘幹事長は「非常に悩ましい」と受け止めた。野党系の地方議員は数が少ない上に活動が見えづらく、無党派層の関心を引けなかったと指摘。「地域に根差した活動をする必要がある」と力を込めた。

 西田英範氏を擁立した自民党県連の中本隆志会長代理は、低投票率の最大の要因を「政治とお金の問題はうんざり」という有権者の心理だと推測した。党支持層の一部が投票に行っておらず、その背景には2019年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件があるとして「決着しなければならない」と語った。

 各選管も低投票率に危機感を抱いた。福山市選管は投票日前の23日、街頭で啓発用のティッシュを配った。それでも投票率は県内で最も低い29・86%。藤原研二事務局長は「中立の選管にできることは限られる」と声を落とした。

 庄原市は46・94%と県内市町で3番目に高かった一方、「平成の大合併」で2005年に新市が発足して以降では地方選を含めて最低だった。市選管の伊藤秀生事務局長は、新型コロナウイルスの影響も考えられるとしつつ「11日投開票の市長選では70%を超えた。再選挙への関心が低かったのに尽きる」と指摘した。

 県選管の上平毅事務局長は「低投票率は残念。啓発にどれだけ効果があったのかを分析し、今後に生かしたい」と強調した。(城戸良彰、河野揚、宮野史康)

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