2021・4・25参院広島再選挙

買収事件「他山の石」発言、二階幹事長「それぐらいの表現許されてしかるべきだ」

4・25参院広島再選挙2021/4/26 23:47
自民党本部で記者会見する二階幹事長(撮影・浜岡学)

自民党本部で記者会見する二階幹事長(撮影・浜岡学)

 自民党の二階俊博幹事長は26日の記者会見で、参院広島選挙区の再選挙で党新人が敗れたことに絡み、再選挙の発端となった2019年の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件を「他山の石にしたい」と発言して物議を醸したことに対し、「それぐらいの表現は許されてしかるべきだ」と色をなして反論した。

 二階氏は3月23日の記者会見で、当選無効となった河井案里元参院議員の夫で元法相の克行被告が議員辞職した際、「他山の石にしないといけない。国民から後ろ指を差されるようなことは厳に慎むべきだ」と発言。事件は河井夫妻が自民党在籍中に起きたのに「まるで人ごとのようだ」などと批判を受けていた。

 この日の会見で「自民党の中の事件という有権者の批判がある。そうしたことが敗北につながったのではないか」と質問され、二階氏は「常に謙虚に反省しながら政策の実現にまい進したい」と語った。さらに「自分の石としてしっかり向き合うか」と問われると、「そりゃあ、表現じゃないですか。それぐらいの表現は許されてしかるべきだ」などと気色ばんだ。

 また二階氏は、「政治とカネ」の問題が再選挙の最大の争点だったとの指摘に「それも大きな敗因の一つ」と認めた。

 中国新聞の出口調査では事件の要因を尋ねる質問に、当選無効となった案里氏の陣営に党本部が提供した1億5千万円を挙げた回答が最も多かった。二階氏は提供の経緯や使途に関し「疑念は可能な限り晴らしていく」と述べた。続く質問は林幹雄幹事長代理が引き取り、「検察から押収資料が返ってきたら報告書を出す」と従来の答えに終始した。(境信重)

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