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未来の予測

2021/5/16 6:40

 そこは「未来を予測できる世界」だそうだ。はるか先のことは分からなくても、1日後、1時間後、10分後なら、より高い確度の予測が可能という。さあ、どこでしょう▲答えは「天気予報の世界」。それをある人から聞いた主人公が、一念発起して気象予報士の道を歩む―。あすの朝から始まるNHKの連続テレビ小説「おかえりモネ」は、かいつまんで説明すれば、そんな物語らしい▲主人公は高校卒業を機に、宮城県内の島を離れ、内陸に移り住んだ少女。「誰かの役に立ちたい」というささやかな願いを持つ。詳しくは見てのお楽しみだが、どうやら彼女には、東日本大震災にまつわる負い目が何かあるようだ。災害と関わりの深い天気予報で、役に立ちたいと考えているのだろうか▲予報がいっそう気になる季節が、ことしもやって来た。広島地方気象台はきのう中国地方の梅雨入りを発表した。平年より22日も早いばかりか、早速西日本に大雨をもたらすとの予報だ。最大限備えなくてはならない▲まだ5月も半ば。長引く新型コロナ禍に加え、このまま長雨となれば、新緑の散歩も楽しめそうにない。予測できるだけに諦めざるを得ないが、やはり恨めしい。 

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