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決別 金権政治

泥仕合の裏で自民権力争い 河井夫妻への1億5000万円関与巡り 岸田氏、問われる存在感【決別 金権政治】

2021/5/19 22:50

 2019年の参院選広島選挙区の大規模買収事件で当選無効となった河井案里元参院議員の陣営に対する自民党本部からの1億5千万円の提供を巡り、二階俊博幹事長ら党幹部から今週、関与を否定する発言が相次いだ。「政治とカネ」問題を巡り4月の参院広島再選挙で厳しい審判を受けたにもかかわらず、責任の押し付け合いを繰り広げる。実態解明が進まない事情には党内の権力争いが絡んでいるとの見方もある。

 「私は関与していない」。安倍晋三前首相(山口4区)から党務を一任されたとされる二階氏が17日の記者会見で述べると、同席した側近の林幹雄幹事長代理が発言を補った。「当時の選対委員長(甘利明党税制調査会長)が広島を担当していたので、よく分からないということだ」

 翌18日、甘利氏は報道陣に囲まれる。「1ミクロンも関わっていない。関与していない以前に、党から給付された事実を知らない。これが全てだ」。二階氏も改めて無関係を強調した。

 ならば一体誰が差配したのか。相次ぐ質問に林氏からは「根掘り葉掘り、党内部のことまで踏み込まないでもらいたい」と耳を疑う発言まで飛び出した。
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