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「ワクチン 住民票ない自治体で受けられる?」 手続きすれば接種OK【こちら編集局です】

2021/6/16 20:54

 65歳以上の高齢者向けに加え、21日から職場や大学でも始まる新型コロナウイルスのワクチン接種。「住民票のない所に住んでいても接種は受けられるの?」。そんな疑問の声が編集局に寄せられた。調べてみると、住民登録地で受けるのが原則だが、それ以外の場所でも可能という。ただ一定の条件や手続きが必要になる。住民票のある自宅から離れた人が接種を受けるための方法を整理した。

 ▽21日から大学・職場で 券なくても可

 まず、どんな人が住民票のある自治体以外で接種できるのだろう。国などによると、明確な基準はないものの、単身赴任者や大学生、家族の元に身を寄せる高齢者、出産などで帰省中の人たちが想定される。

 職場や大学での接種は21日から順次始まり、64歳以下の接種が本格化する。そうした「職場接種」の対象者になれば、住民票を移していない単身赴任者や大学生も接種できる。接種券もすぐには必要なく、企業や大学の指示に従って接種後に提出すればいい。

 職場や大学が接種会場にならない人は、接種券が届いてからとなる。広島市の場合、64歳以下の券の発送時期を「7月上旬をめど」としている。自治体が関係書類を送る先は、住民票のある住所だ。それ以外の地域で接種を受けるためには、高齢者たちも含め、「住所地外接種届出済証」を入手しなければならない。

 届出済証の入手方法は大きく二つ。(1)国の総合案内サイト「コロナワクチンナビ」の画面上で発行手続きをする(2)接種を受ける自治体に届け出る―のいずれかだ。ただ、どちらの方法も手元に接種券が要る。(1)の場合は自治体が割り振った10桁の接種券番号を入力する。(2)は自治体によって異なるが、券の実物やコピーの提示を求めるケースが多い。

 厚生労働省は「住民票のある自治体以外に届け出る場合は、家族に接種券を送ってもらうなどしてほしい。できない場合は住民登録している自治体に再発行をお願いし、取り寄せて」と求める。

 届出済証を得れば接種を予約できる。ただ広島市のように、システム上の問題などで集団接種会場は予約できず、地域の医院などでの「個別接種」だけで対応する自治体もある。希望する会場で接種を受けられるのか、あらかじめ確認しておいた方がよさそうだ。(山崎雄一) 

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