コラム・連載・特集

岡正朗(おか・まさあき) 新型コロナ感染と大学

2021/6/18 9:36
岡正朗さん(山口大学長)

岡正朗さん(山口大学長)

 新型コロナウイルス感染がパンデミック(世界的大流行)となり、社会が経済的にも精神的にも大きく影響される中、大学には教育・研究・社会貢献に関する改善・改革が求められています。医学部付属病院では山口県内唯一の特定機能病院として重症感染患者の受け入れなど、最大限の対応をしています。

 感染拡大への最初の対応は、留学している学生を安全に帰国させることで、各国の感染状況と方針が異なる中、84人全員が、無事に帰国したことは奇跡でした。山口大学基金による学生856人への経済支援、心のケア、感染対策の徹底、遠隔講義などさまざまな対策と多くの皆さまのご協力により、大学は一度も閉鎖せず、学内感染はなく、1人を除いて経済的理由での退学者はありませんでした。
(ここまで 321文字/記事全文 837文字)

会員限定の記事です
  • 無料登録して続きを読む
  • ログインする
  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

想の最新記事
一覧

  • 植田千佳穂(うえだ・ちかほ) ふたりの美術館15年 (8/4)

     日本画家の故奥田元宋氏と人形作家の奥田小由女先生ご夫妻の共通のふるさとである三次市に、全国にも例がない、作家のご夫妻の名を冠した「奥田元宋・小由女美術館」が誕生して、ことし4月で15年が過ぎた。三次...

  • 福庭加恵子(ふくば・かえこ) 潮騒に心洗われて (8/1)

     呉市安浦町、瀬戸の海を眼下にする丘に「西行庵(あん)」がある。平安末期の歌聖・西行法師は、舟で宮島に参詣する途上、荒天に吹き寄せられてこの地に一夜停泊し、短歌1首を残したと伝わる。地元の歴史家が文献...

  • 四國光(しこく・ひかる) 表現が創る「抑止力」 (7/30)

     詩人で画家であった父四國五郎が逝ってから7年がたった。その間に開催された展覧会は大小23回。全て依頼による開催であることがうれしい。制作されたTV特番は3本。父の詩は歌となり独唱されている。米国の大...

  • 高野菜々(こうの・なな) 意味を見つけるチカラ (7/29)

     〈肝心なものは目には見えない、心で見なくちゃ物事はよく分からないんだ〉。世界的ベストセラー小説「星の王子さま」のなかでキツネが話す一節だ。

  • 黒川章男(くろかわ・のりお) 「狩留家なす」の魅力 (7/28)

     10年前、過疎が進む広島市安佐北区狩留家町を活性化する目的で住民グループ「NPO狩留家」を設立した。その直後、地域の女性農家が若草色をしたナスを持って来た。「おいしいけど、こんな色だから売れない。仲...