炎の鉄板2

麺の焦げ目、香ばしく 八誠(はっせい)【広島市中区】炎の鉄板2

2021/9/14 21:00

八誠(はっせい)【広島市中区】麺の焦げ目、香ばしく

生麺が香ばしい「そば肉玉」 生麺が香ばしい「そば肉玉」

 店主の原田篤さんがお薦めするのはベーシックな「そば肉玉」です。生地をさくっと焼き、キャベツなどの具材を昆布粉と魚粉で味付け。素早く返して約10分蒸します。蒸し上がってきたら、へらで押さえながら余分な水分を飛ばし、肉のうま味と野菜の甘みを凝縮させていきます。

 麺は生麺。少し焦げ目が付く程度に焼き、小麦の香ばしさを引き出します。「焼く前に言うてもろうたら、ぱりぱりに焼くこともできます。味覚は人それぞれ。遠慮なく」とにっこり。卵は薄焼きにし、半熟の状態で具材をのせます。「くるっと回しながらのせるんよ。卵が全体に広がるようにね」と説明します。独自ブレンドのこく深いソースを塗り、こしょう、青のり、白ごまで仕上げます。

「そば肉玉は、麺約半分と野菜約6割で作る『ハーフ』(600円)もあります」と話す原田さん 「そば肉玉は、麺約半分と野菜約6割で作る『ハーフ』(600円)もあります」と話す原田さん

 原田さんは広島市中区にあったお好み焼き店「八紘(はっこう)」で約8年働き、2004年に開業しました。「実はあまり店を出す気はなかったんじゃけどね。主人に『そろそろ』と言われてその気になった」と笑顔で話します。今後については「うちは八紘から、八紘は『薬研堀 八昌』(同区)から味を引き継いでます。この味を守っていかんとね」と力強く語ります。(津田慎介)

<おすすめメニュー>


そば肉玉(そば、肉、卵) 750円
八誠焼き(そばまたはうどん、肉、卵、いか天、もち、チーズ) 1150円
シーフードスペシャル(そばまたはうどん、生いか、生えび) 1150円
トンペイ焼き 600円
ウニほうれん草 1500円

<メモ>


店名/八誠(はっせい)
所在地/広島市中区富士見町4−17
営業時間/午前11時半〜午後2時、午後5時半〜11時。緊急事態宣言延長を受け、9月30日までは時短営業で午後8時まで。
定休日/月曜
Tel082(242)8123
※新型コロナウイルス感染症の影響で営業時間などが変わる場合もあります。




<あつあつウラ話>


 店内の壁には訪れたお客さんらが書いたサインなどがびっしり。原田さんは「自由に書いてもらってます。中にはPerfumeや福山雅治ら人気アーティストや、映画監督の宮崎吾朗、俳優の玉木宏、柄本時生らのものもあるんよ」と教えてくれました。広島でライブなどイベントがあったときに寄ってくれるんだそうです。「ただあまりにも多くなってね。どこに誰のサインがあるかが分からんようになってきた。例えば外国人客らは日本の有名人をほぼ知らんけえ、平気で重ねて書くよね」と笑顔で話します。原田さんの「味」と「人柄」が書かせたともいえるこれらのサイン。この貴重な宝物をずっと残していってほしいと思いました。



#炎の鉄板2・広島市中区
#炎の鉄板2・生麺

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